AJEQ研究会(7月2日)のお知らせ(06/04)
この度、下記の通り研究会を行うこととなりましたので、会員の皆様にご案内いたします。
日時:2011年7月2日(土)16:00-17:30
会場:明治大学駿河台校舎研究棟4階第二会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html発表:
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森田明彦会員「チャールズ・テイラー『ディレンマと連関』」
(概要)ケベック州在住の思想家であるチャールズ・テイラーは2007年に西洋近代の世俗化の精神史的研究『世俗の時代』を刊行した後も、現代世界と宗教の関係について考察を深め、本年初めに新著『ディレンマと連関(Dilemmas and Connections)』を発表した。今回の研究発表では、『世俗の時代』以降のテイラーの新たな洞察に焦点を当てたい。
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伊達聖伸会員「現代ケベックにおける「宗教」概念の変容――カトリックの戦略に注目して」
(概要)ケベック社会は 「静かな革命」以来、大きな変貌を遂げてきた。宗教に注目するなら、それは世俗化の進展であったと言えよう。ただし、これは宗教の衰退と一口でまとめられるような単純なプロセスではない。カトリックは、多元主義の動向を踏まえつつも、「伝統文化」として「再構成」されている。本発表では、カトリックが宗派教育を前提としていた時代から、「倫理」や「文化」に依拠した語り方に転換する様子を見ていきたい。
問合せ先:矢頭:norieyazu-k(ここに@を入れる)jcom.home.ne.jp
準備の都合上、出欠のお返事を6月29日(水)までに上記のメールアドレスにご連絡ください。
なお、研究会終了後に懇親会(場所未定。会費約3000円)を予定しています。どうぞ奮ってご参加ください。
日本ケベック学会会長・小畑精和
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